この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
未来なんていらない
第6章 6
通りに出るとやっぱりちょっと寒い

『どっち?』

『え?』

『どっちで帰りたい?』



あー



『寒いから電車の方がいいでしょ?』

そういって駅に向かおうとすると

くんって腕が引っ張られて前に進めない


『ちょっと~』

『俺に遠慮しないで、自分のやりたいこといえよ』


真顔でじっとみつめられる


『だって寒いでしょ?』

『このくらいへーきだけど?』


その瞳はなんでも見透かされそうでこわいよ


『じゃあ歩いて帰りたいデス』

『よく言えました~』

笑顔で頭を撫でて

その手はそのまま私の手に絡まる


『子供扱いしないでよ』


わざとすねてみるけど


ほんとはすごく嬉しかった



寒いのにわざわざ歩いて帰りたいなんてバカなことを

嬉しそうに一緒にやってくれて

嬉しかったんだ





/96ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ