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キミの体温 ボクの吐息
第6章 離
「これからは。こんな扱いに慣れてくれないと困るな」
「・・・・」
「俺は最高に洋子を甘やかすつもりだから」
そう言ってそっと洋子を俺から離して立ち上がった。
バッグの中に忍ばせてきた包みを目の前に差し出す。
「Merry Christmas. 恋人として初めて過ごす今日のクリスマスを一生忘れないために」
俺から視線を外さずに
その包みを受け取ると、見えないぐらい震えているその手で
包みをはがした。
「ティファニーのオープンハート・・・」
包みの中からネックレスをとりだして
視線の高さまでそれを持ち上げる。
「つけてあげる。おいで」
彼女の後ろに回って俺のものだと主張するようにネックレスをつける。
「何をプレゼントしようかずっと考えていたんだ」
「うん」
「オープンハートはありきたりかな?と思ったけど・・・」
「そんなことないわ。女の子の憧れだもん」
「ココから、ありきたりの関係で良いから始めたかったんだ」
「新田くん・・・」
「スタートはありきたりでも
洋子を俺の特別だと毎日感じさせてあげるよ。
そんな風にずっと甘やかしたい。
俺のこの扱いに慣れてほしい」
そして留め金の上から、彼女のうなじにキスをした。
「・・・・」
「俺は最高に洋子を甘やかすつもりだから」
そう言ってそっと洋子を俺から離して立ち上がった。
バッグの中に忍ばせてきた包みを目の前に差し出す。
「Merry Christmas. 恋人として初めて過ごす今日のクリスマスを一生忘れないために」
俺から視線を外さずに
その包みを受け取ると、見えないぐらい震えているその手で
包みをはがした。
「ティファニーのオープンハート・・・」
包みの中からネックレスをとりだして
視線の高さまでそれを持ち上げる。
「つけてあげる。おいで」
彼女の後ろに回って俺のものだと主張するようにネックレスをつける。
「何をプレゼントしようかずっと考えていたんだ」
「うん」
「オープンハートはありきたりかな?と思ったけど・・・」
「そんなことないわ。女の子の憧れだもん」
「ココから、ありきたりの関係で良いから始めたかったんだ」
「新田くん・・・」
「スタートはありきたりでも
洋子を俺の特別だと毎日感じさせてあげるよ。
そんな風にずっと甘やかしたい。
俺のこの扱いに慣れてほしい」
そして留め金の上から、彼女のうなじにキスをした。