この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
キミの体温 ボクの吐息
第1章 ふ
外観は倉庫をそのままにして決して派手ではないその建物に
看板のネオンだけがピカピカに光り、目の前の真っ暗な横浜の海に映っていた。

隠れ家的な入口ファサードを慣れた風にくぐり抜けると
薄暗いエントランスが垣間見える。

中に入るといきなりの騒音とミラーボールに目を奪われる。
まるでバブルの象徴だ。

ディスコの様でディスコだけじゃないそこはもちろんダンスフロアが中心で
ビリヤードもあり、ブラックミュージックの生演奏があったりして

横浜感を存分に醸し出していた。

音と視力に慣れて、テーブルを探して
バーカウンターで注文したコロナビールのライムを瓶底に押し込んだ。

しばらく飲んで、周りを見回して
加賀が女の子を物色する。
「加賀さぁ。毎週毎週、良く飽きないね」
「女の子を飽きるって意味が分かんねぇ」

ここに来ている女の子はナンパされるのが目的の子も多い。
短いボディコンを着て。
ケバイ化粧に、高いピンヒール。
髪はワンレンかソバージュ。

「俺、近頃ここにいる女の子がコピーに見える」
「は?大丈夫か?新田!」
「みんな同じに見えるわ」

そう言った俺の言葉に加賀が苦笑いして

「俺たちだっておなじだろ」
/44ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ