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キミの体温 ボクの吐息
第2章 た
「すっぽかされたって・・・」
それ以上聞いていいものか迷っていると
「いつもは駅近くの喫茶店で待ち合わせるんだけど
待ち合わせの時間から3時間しても来なかったから。
・・・諦めたの」
3時間。
今の俺にはそんな長時間待ってくれるような女はいない。
「仕事が・・・仕事が終わらないのかもしれないじゃない、か」
見たこともない男の肩を持って
そいつのできなかった言い訳が口から出た。
白石は寂しそうに笑った。
「社内のやつか?」
彼女を3時間も待たせるなんて・・・
俺なら待たせない。
白石は俺の問いに、小さく首を振る。
「相手の会社に電話したのか?」
「彼は営業だから。どっちにしろ会社にはいないと思うの」
「そっか、連絡手段はないもんな」
「でも、これは初めてじゃないから」
すっぽかされることが初めてじゃないのに
また待つって・・・
よっぽどその男が好きなんだろう。
「諦めて帰る時に、雅子に会って。ココに連れて来てもらったのよ。
憂さ払いするぞーって。花金だから」
そう言ってくすくす笑う。
あぁ、山岡か。何度かここで会ったな。
「そっか。1人で帰るのか?ベイサイドは楽しくなかった?」
「ビックリした」
だろうな。
それ以上聞いていいものか迷っていると
「いつもは駅近くの喫茶店で待ち合わせるんだけど
待ち合わせの時間から3時間しても来なかったから。
・・・諦めたの」
3時間。
今の俺にはそんな長時間待ってくれるような女はいない。
「仕事が・・・仕事が終わらないのかもしれないじゃない、か」
見たこともない男の肩を持って
そいつのできなかった言い訳が口から出た。
白石は寂しそうに笑った。
「社内のやつか?」
彼女を3時間も待たせるなんて・・・
俺なら待たせない。
白石は俺の問いに、小さく首を振る。
「相手の会社に電話したのか?」
「彼は営業だから。どっちにしろ会社にはいないと思うの」
「そっか、連絡手段はないもんな」
「でも、これは初めてじゃないから」
すっぽかされることが初めてじゃないのに
また待つって・・・
よっぽどその男が好きなんだろう。
「諦めて帰る時に、雅子に会って。ココに連れて来てもらったのよ。
憂さ払いするぞーって。花金だから」
そう言ってくすくす笑う。
あぁ、山岡か。何度かここで会ったな。
「そっか。1人で帰るのか?ベイサイドは楽しくなかった?」
「ビックリした」
だろうな。