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快楽の果てにあるもの
第2章 突然のKiss

飲み物、つまみを出して。
最初は一緒に来てたお客様の隣でたわいも無い会話に和んでいた。
何となく視線が気になりふと彼を見ると、
鋭い目がサングラスの奥に見える。
何故そんな目で見詰められるかはわからなかった。
目が合ったので少し微笑んでみた……。
しかし、彼の表情はかわらない。
どうしたんだろう。
機嫌悪くしたかな…。
彼の隣へ移動した。
お酒作って、カラオケを選曲し、

「この歌いいですよね、歌ってください。」
と顔を上げた時。

『チュッ❤️』

彼、いきなりのキス。言葉も出ない……。
身体が硬直し彼の目を見てしまう。
再びキスをしそうになった時、他のお客様の目が気になり席を立った。
心臓がドキドキで顔が熱く、赤くなってるのがわかった。
酔った勢いだよねきっと。だけど、キスされた時の彼の目が脳裏から離れなかった…。
日付が変わり、お会計をすませた。

『タクシー呼んで。』

そう言って、その日もタクシーで帰って行った。
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