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快楽の果てにあるもの
第2章 突然のKiss
それから翌週の週末。
彼からまた迎えの電話が入り車を走らせた。
心はなんだか好きな人にでも会いに行く女子高生の様。
店につき、彼はカウンターに座り、
いつも通りのお酒にツマミを出し、
ごく普通のたわいない会話に笑ってる。
時折会話が途切れると目が合い、
恥ずかしくて反らしてしまう。
彼はそんな私を楽しむかのように微笑んだ。
今夜はもう1人、彼の隣には女性客がいた。
初めて会うはずなのに会話が弾んでた。
楽しそうな2人の会話に少し心が痛い……。
なに?
これって嫉妬?
何か2人の雰囲気が嫌。
そんなモヤモャとした気持ちでもお客様だし、接客する。
時間が過ぎ、お客様も居なくなって彼だけがまだ呑んでた。
時刻は午前零時、新たに入って来るお客もいない。

『な、さっき妬いたやろ(笑)』

突然の言葉にドキッとした。

「え?何の為に~、やくわけないじゃないでしょ(笑)」

『はははっ、妬いとったで。あなた』

誇らしげに笑う彼。
私の反応を楽しむかの様だった。

『だから、あなたはMなんやて。(笑)』

すっかり見透かされてる。どうしよ。

「Mだとして、だから何なんです?私がMで貴方は?」

『俺は……。どSだからさ。』

ニヤっと笑った。
ジュンッとアソコが疼いた。なんで?アソコがムズって……。

『ほら、反応した。濡れとるん?』

「ま、まさか。そんな事ないです。」

顔が熱い。


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