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愛しい記憶
第2章 断片

「はぁっ……」


温かいナカの感覚。



全ての神経と血が下半身に集まっているような。


でも、これだけじゃ足りない…───


もっと激しく動いて、刺激を───



それで、早く溜まりに溜まったこの欲を吐き出してしまいたい───




「ともっ…やぁっ」


「っ………」



うねる彼女の腰を強く掴んだ俺は、グッと歯を噛み締めながら、激しく腰を動かしした。



動きに身体がついていかない。



まだ熱があるからなのか、少し朦朧としている。



でも、そんな夢うつつな状況が丁度良い。




「あぁっ…はげしっ…ダメッ…あぁんっ…」



「つ……っ…」




思わず自分も声が漏れた。



目を瞑って、感覚を研ぎ澄ませるが、やはりよがっている女の姿が見たくなって目を薄く開いた。





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