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愛しい記憶
第2章 断片


つい先ほどまで、しおらしくしていた彼女が、だらしなく口を開けて喘いでいる。


躊躇っていた姿はもうない。


俺が与える刺激に堪えられずに、言葉ではない声を漏らして、ギュッとベッドのシーツを握りしめている。



たまらなくなって、俺は動きを早めた。



彼女と自分の連結した部分からじゅぶっ…と動くたびに体液が混ざり合う音が響いている。



愛液にまみれている彼女の蕾。



そこに片手を伸ばして親指で押しながらこねると、はぁっ…と彼女が空気を吸い込んだ。



「そんなのっ…おかしくなるぅ…っ」



「っ………くっ…」





それと同時に、キュウッと膣がしまった。



やばい…


気持ちいい……っ



動くのも困難なほど締め付けられて、俺は箍が外れたように腰を振り動かしていた。



こみ上げる射精感。



そしてそのまま、俺はうっ…と獣のように呻き声をあげて、彼女の太ももにたくさんの欲を吐き出した。







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