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愛しい記憶
第3章 亡霊
突然差し込むように頭痛がした。
「っ………」
ズルズルと、壁伝いにしゃがみこむ。
割れそうなほど、頭が痛い。
「大丈夫…?」
「………触んなっ…」
伸びていた手を払いのける。
衝動的な自分の行動に自分自身が驚いて目を見開く。
でも、マミは全く動じていない様子で俺の顔を覗き込んでいる。
「寝た方がいいよ」
「…………」
「治ってないのに、無理してエッチするから…」
「みっ、見てたのかっ……」
苦笑いしているマミ。
ショートパンツ姿でしゃがみ込んでいる姿にドキっと胸が鳴って慌てて目を逸らした。