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臆病なシンデレラ~アラサー女子。私の彼氏は17歳~
第2章 涙の理由(わけ)
 それから一時間後、早苗は実家を後にした。既に終電も終わっているので、義父が車でE町のマンションまで送ってくれた。



「今夜は久しぶりだから、このまま泊まって、翌朝はここから出勤しようかな」




 カレーを食べ終えた後、言ったのだけれど、何故か義父はその夜に限って承知しなかった。
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