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緑に睡る 〜運命の森〜
第1章 告白
紳一郎は十市の褐色の引き締まった頬に手を伸ばす。
「…愛しているよ…十市…」
十市は稀少な宝石のような瞳を細め、優しく微笑うと紳一郎にくちづけを与えた。
「坊ちゃん…。あんたは本当に綺麗だ…。あんたを俺の腕に抱けるなんて…夢みたいだ…」
十市の手により衣服は全て取り払われる。

十市は膝立ちになったまま、服を脱ぐ。
美しい筋肉に包まれた精悍な男の裸体が露わになる。
滑らかな鞣し革のような肌、逞しい胸筋、雄々しい腰のライン…そして…鼠蹊部から続く美しい造形の男の牡は天を仰ぎ、恐ろしい程に屹立していた。
…あの凶器のように鋭い性器をこれから身体に受け入れるのだ…。
高鳴る胸の鼓動と妖しいときめき…。

…まるで女のように…。
それを屈辱に感じることはない。
むしろ十市を受け入れられることに紳一郎は昂る。
「…十市…はやく…きて…」
甘く掠れる声で懇願すると、男は一糸纏わぬ姿のまま紳一郎に覆いかぶさってきた。
「…重くないか…?…あんたはどこもかしこも綺麗でか細くて…壊してしまわないかひやひやする…」
不器用に気遣いながら紳一郎の髪をかきあげ、薄桃色に染まった耳朶を甘噛みする。
「…だいじょう…ぶ…」
男の頑丈な背中に腕を回す。
十市の逞しい身体の重みを感じながら、紳一郎はすでに兆してしまう自分を覚える。
熱く頑強な…しかも彫刻のように美しい男に宝物のように大切に抱かれている幸せを噛みしめる。
…でも…僕が本当にされたいことは…。

紳一郎は切れ長の瞳に艶めいた色を浮かべながら男を見上げる。
「…ねえ、十市。…僕を…めちゃくちゃにして…獣みたいに…抱いて…」
十市は眼を見張る。
「…坊ちゃん…!」
「…軽蔑しないでくれ…。僕はこの逞しい身体に荒々しく抱かれたいんだ。…お前に…激しく犯されたい…。
お前だけの刻印を刻んでほしい…」

…二人がずっと離れないで済むように…お前の所有の印を付けてくれ…。
そう掻き口説くのを聞くや否や、十市は紳一郎の身体を強く抱きすくめた。
「…あんたは…!俺をどこまでも骨抜きにする…。俺は今でもあんたに夢中なのに、これ以上どうやって好きになればいいんだ…!」
唸るように呟き、噛みつくように紳一郎の唇を奪う。
「…あっ…んんっ…!…十市…!」
「…坊ちゃん…愛している…!」
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