この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
この前、人を拾いました
第3章 ①―2 作るがいい!
「だから私は『みき』だっつーーの!!」
そう言って私フライパンをおいてレイをはねのけた。
「…うぅう……」
後ろに飛ばされたレイは
壁に打った背中を擦りながら涙目になる。
そんなレイにはお構い無くチャーハンをお皿に盛り付けた。
みくちゃんか……
まだ進歩したな……と思う。
何故なら、レイを拾ったあの日から、みきだと伝えているのに、
『まき』だとか『さき』だとか……
そこまでは良かったがつい昨日なんか『ゆみこ』とかもう救いようのないことになって…
それが
『みく』になったんだから、これは成長してると見ていいんだよね…?
ってなに、私母親!?