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第4章 ①―３　やっぱりかわいいぞ！

とりあえず、借りていたDVDを返すとどこからともなく悲鳴が聞こえた。


え？と思い、声のする方にいくと…レイが女子高生に囲まれて、ハハハハハと笑っていた。




……まぁ無理ない……。



レイって黙ってればイケメンだし。



そんなことを思いながら見ていると、レイは両脇の子の肩を抱えた。



「いやぁ！かわいい！！いいな！若い子は！」




「なにそれ…」



思わずに口に出た言葉。



私は何となくちやほやされて浮かれるレイを見ているのがむかついて、別の場所にいこうとした。





「あー！！ゆみちゃん！そこだったんだね！！よし、行こうじゃないか！」



ギクっ……



レイは私に気付いて女の子たちを掻き分ける。



「えーレイさん、彼女いたの？？」




彼女…



レイが何て言うのか、気になっていると、彼は私の腕を掴んで女の子たちの方へ振り返った。





「彼女じゃないよ！まなちゃんだ！」



「……」




訳が分かんない。



「………私いま色々あんたに突っ込みたい。」





私がそういうと
女の子たちが爆笑しだした。