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この前、人を拾いました
第37章 ④―8 心変わりは突然に
勝手にキュンキュンしていると、麗子さんは少しビックリしたような顔をしている。
そして、
「あなたたち、ちょっとはずしてちょうだい。」
と周りにいたメイドたちに言った。
ぞろぞろと会釈して出ていくメイドさんたち。
うわぁ
こんなにいたんだ……
「麗子様、私も外でお待ちした方が?」
「いや、君はいてくれたまえ。」
麗子さんの代わりにレイがそう言って瀧山さんだけは引き留めた。
やっぱり、瀧山さんは麗子さんの専属の執事だし、特別なようだ。
「さぁ、これで私たちしかいませんわ。で、なんですの?話したいことって。」
大勢のメイドさんたちが出き、シーンとした空気の中九条院さんが口を開いた。