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第37章 ④―８　心変わりは突然に

その言葉に静かに口を開くレイ。






「えぇ、結婚のことですが…

式の日取りを……いつにしようかと思いまして…」








ガシャン






勢い良く立った弾みで、





私の前に置いてあった、ティーカップが床に落ちて



音を立てて割れた。







「そ、それは

私と結婚してくださると……そういう…ことですか？」





麗子さんも思ってもみなかったようで、驚いたようにして立ち上がった。





どっ…どういうこと………？


式のっ…日取りって……っ？





動揺して、身体中が震える。