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この前、人を拾いました
第42章 ⑤―2 訪問という名の襲来
なんで、自分の家なのにこんなにびくびくしなきゃいけないの…?
ていうか、土曜日なのにお兄ちゃんはなんでうちに来た?
私、誕生日だっけ?
いやいや、まだ2ヶ月くらい先だよな…。
あらゆる疑問が頭の中で巡る。
「遅い!」
「っ……ごめんなさい!」
なんか、まるでこの家の主かのようにソファーにふんぞりかえってるんだけど?
「で、何なんだ、その男は。」
腕を組んで私の背後を睨みつけるお兄ちゃん。
「あ、えっと彼は西園──」
「フルネームでいうな!!!!」
「え」
こんなときまで、それ気にする?!
そう…彼は西園寺礼二(さいおんじ れいじ)という韻を踏んだ名前をひどく嫌っているのだ。
はぁ…ホントくだらない……!
ていうか、土曜日なのにお兄ちゃんはなんでうちに来た?
私、誕生日だっけ?
いやいや、まだ2ヶ月くらい先だよな…。
あらゆる疑問が頭の中で巡る。
「遅い!」
「っ……ごめんなさい!」
なんか、まるでこの家の主かのようにソファーにふんぞりかえってるんだけど?
「で、何なんだ、その男は。」
腕を組んで私の背後を睨みつけるお兄ちゃん。
「あ、えっと彼は西園──」
「フルネームでいうな!!!!」
「え」
こんなときまで、それ気にする?!
そう…彼は西園寺礼二(さいおんじ れいじ)という韻を踏んだ名前をひどく嫌っているのだ。
はぁ…ホントくだらない……!