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この前、人を拾いました
第45章 ⑤―5 兄と変人とそしてまた変人
床で悶え苦しむレイから恐る恐るお兄ちゃんの方に視線を向けた。
うぉっ…ま、まさに鬼の形相……っ
「みき…お前どういうつもりだ」
こっ…こわぁぁ
「れ、レイの口にカレーがついてて…」
なにこの言い訳ーー!!!と自らつっこむ。
「ほぉ、だからってキスするのかぁ?お前は。」
「ですよねぇ…そうなりますよねぇ…」
「訳わかんねぇこといってんじゃねぇよ!あぁ?!」
「ひぃっ!!」
でっ、でも絶対手で口塞いでも、レイの力に敵わなかったから、やっぱりあれが一番最適だったはず…。
レイが発情する場合を考えなかったのは、甘かった…。