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この前、人を拾いました
第56章 ⑥―6 それでもやっぱり
確かに……
私の脳内レイがさっきから「裁きだ!」と騒いでうるさい…。
でも泊まる場所かぁ。
この前の会社の仮眠部屋は……いやいや、レイの会社なんだし絶対バレるし。
お兄ちゃんのとこ…?
いやいや今、華美さん妊娠中で大変な時だし。
うーーーん、、
「あ。」
ふと、いつも会っている可愛らしい人が頭に浮かんだ。
「誰か泊めてくれそうな人いました?」
「多分……ちょっと確認します!」
私はすぐさまケータイを取り出して、百合子先輩にダイヤルした。