この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
この前、人を拾いました
第56章 ⑥―6 それでもやっぱり


「いつまで?」



ギュッと私の腕を掴んで私に問い掛ける。




「2日間かな…ご飯は冷蔵庫に作りおきしてあるから、レンジでチンして食べて?じゃあ。」



バレるのではと内心ヒヤヒヤとしながら、私はレイの腕をふりきった。



けど、ふり切るどころか、後ろから引っ張られて、気付いたら、ギュッと抱き締められていた。



「いやだ」



小さな声でレイが呟く。



いやだって…っ



「ごめんね。し、仕事だから。」


「なんで………目を見てくれないんだ」





抱き締める力を弱めながら私の顔を覗きこもうとするレイに身体がドキッとした。



「い、急いでるから。じゃあ」




必死に目を合わせないようにすると、脇に落ちた荷物を拾って私は小走りでアパートをあとにした。



後ろからレイの声は聞こえなかった。




/752ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ