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この前、人を拾いました
第64章 ⑦―5 いざっ!遊園地へ!
もう絶対あいつ置いて帰ろっ…
くだらない演説をして、暴動を起こした人たちに押し潰されちゃえっ!!!!
そう思いながら、じわじわと目が熱くなっていく。
結局、私に残された道は、これから先もレイに振り回され、逆らったら担がれながらお尻を叩かれるか
レイと…別れるか…
その2つしかない。
「はぁ…もう…疲れた…」
緩く溜め息をついて、フラフラとベンチに向かったら、
ドンッッ!!!!
べちゃっ!!!!
と嫌な音が二回して身体が吹っ飛ばされた。
「あぁあああああ~僕のアイス~~~~!!!!!!」
昨夜の腰の痛みに加え、さらにおしりを強打した私は、小さな子の悲鳴にギュッと目を瞑った。