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第70章 ⑧ー１ いつも突然過ぎて辛い

そんな私のちょっと女子っぽい行動にウハウハし出した変態は、あろう事か、空港のど真ん中で───


『んっ───!?!?!?!?』



言わずもがな…ですかね。はい。



『ちょっとっ！人前っ！』


　
思いっきりレイの体を押したけど、ビクともしない。


腹を立たせている私とは裏腹に、楽しそうに笑ったレイは私の額に音を立ててまたキスをしてきた。






『海外だから大丈夫だっ！』






………悔しいのは何かって、多分私の顔が真っ赤な事…。



こんな変態に胸キュンしてる私、だ。



で、今やっと空港に降り立ったというのに、レイはまた私を小さな飛行機に乗せようとしている。



「また乗るの？」


「そうだっ！真ん中に行くぞっ!!!!」



よく分からないけど、真ん中に行く…らしい。


本当、レイの言葉よりも英語の方が分かるんじゃないかってそんな気がしてきた。