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この前、人を拾いました
第72章 ⑧ー3 金髪レディーにご注意下さいっ!?
おい、こら、そこのエロエロ変人、聞くがいい。
25歳OLの魂の叫びを…!!!!
「レイ〜〜〜〜!!!!! バカ〜〜!!!! 変人〜〜〜!!!! 変態〜〜〜!!!!」
でも…
「大好き〜〜〜〜〜〜!!!!! ぎゃっ」
「───やっぱり…僕が好きすぎて叫びたくなったんだなっ!」
突然後ろから抱き締められた私は、ギロっと強くレイを睨みつけた。
「大好きしか聞こえなかった訳?」
「いいや? ちゃんと『愛してる〜キスしたい〜セックスしたい〜大好き〜』って聞こえたゾっ」
…………耳がめでたすぎるっ!
「…あっそ…。で?もうあの金髪の超〜胸がデカい綺麗な人との楽しいおしゃべりは終わったわけ?」
「おわった!!」
なるほど。
綺麗だってことも、楽しかった事も否定はしないのね。
ああ…私、レイに何を期待してんだろ。
ていうか、なんでこんな無意味な嫉妬してんだろ…
「さきちゃ〜ん…?」
「……何」
「何をそんなに拗ねてるんだっ!」
「っ…別にっ」
「おおお!分かった!!世界の中心で拗ねてみてるんだな!? そうなんだなっ!?」
「違うわっ!!!!」