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第80章 ⑨ー2　もちろん、そんなスムーズにいく訳はなくて

「えっ……ちょっ、レイ!? 大丈夫っ!?」




知らぬ間に信じられないほど目を見開いている。



ていうか、顔赤いし、なんか苦しそうだけどっ…!?




「レイくんっ…具合でも悪いのっ？」



心配したはなさんが、声を掛けるが反応はない。



おいおい、大丈夫かよ。




ハガネの精神だと思ってたけど、意外とこういうの緊張するタイプとか？


え？ うそ、まさかね…

いや、でももしそうだとしたら……なにその謎の性格っ！



「ちょっ、ちょっと、レイってばっ!?」





あまりの形相に、不安が募る。




「きゅっ、救急車とか呼びましょうか!?」




お母さんまで慌て出したせいで、さすがのお父さんもオロオロし出した。