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この前、人を拾いました
第12章 ②―1 彼が変わることはありません
レイと恋人になってから、3ヶ月が経とうとしていた。
相変わらず、私の名前は覚えない…。
あれはもうわざと間違えてるんじゃないだろうかという気さえしてくる。
いきなり奇声をあげたり、突拍子のないことをしたり、言ったり…
私の過去を覗いてきたり…。
そうレイにはどうやら人の過去が見えるらしいのだ。
"どうやら"というのは、もちろん、私がどんなに質問しても、とんちんかんな答えが返って来るから、実際のところ本当にそうなのか分からないのだ。
レイ自身、それが特殊なことだと分かってないのかもしれない。
ともかく、
レイには"視える"のだ。
これが、彼の奇想天外な行動、言動に繋がっているのかもしれない…
そして、
新たに分かったこと、
それはレイは私と同じ、25歳だということ。
これもまた、ある日突然彼が
『同い年なんだな!ハハハハハ!僕の方が断然若くみえるだろう!ハハハハハ!』
と叫びだした事で分かったのだ。
多分、その日免許証の更新だったから、生年月日を書いた私の記憶を視たんだろう…
相変わらず、私の名前は覚えない…。
あれはもうわざと間違えてるんじゃないだろうかという気さえしてくる。
いきなり奇声をあげたり、突拍子のないことをしたり、言ったり…
私の過去を覗いてきたり…。
そうレイにはどうやら人の過去が見えるらしいのだ。
"どうやら"というのは、もちろん、私がどんなに質問しても、とんちんかんな答えが返って来るから、実際のところ本当にそうなのか分からないのだ。
レイ自身、それが特殊なことだと分かってないのかもしれない。
ともかく、
レイには"視える"のだ。
これが、彼の奇想天外な行動、言動に繋がっているのかもしれない…
そして、
新たに分かったこと、
それはレイは私と同じ、25歳だということ。
これもまた、ある日突然彼が
『同い年なんだな!ハハハハハ!僕の方が断然若くみえるだろう!ハハハハハ!』
と叫びだした事で分かったのだ。
多分、その日免許証の更新だったから、生年月日を書いた私の記憶を視たんだろう…