この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
この前、人を拾いました
第13章 ②―2 謎の電話、けたたましく
「っ……おっ…お皿洗っちゃわないと…」
恥ずかしくなって私は再び立とうとした。
顔が熱くなるのを感じる。
そんな私をみて、レイはニタニタしている。
「ハハハハハ!タコだな!それも茹でたタコだ!かわいいぞ、りこちゃん!」
余裕ですね……
ていうか私、みきです。
そう言おうとしたその瞬間
ジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリ
黒電話の音が鳴り響く。
え?と思っているとレイのスマホが脇で光っていた。
「空気が読めないなこいつ!!」
そういってスマホを乱暴に掴むレイ。
レイのスマホが鳴ってるの初めてみた…
何だか少し気になる。
それにしても、なんで着信音、黒電話?
そんな私の疑問をよそに、レイは着信画面を見ると、表情を変えずにブチっと電話を切ってしまった。
えっ!?