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この前、人を拾いました
第14章 ②―3 挑発には乗ってはいけません
「まぁでもあんなにイケメンなんだもん、ニヤニヤもするわよねぇ…」
「あ…えっと…」
本当のことだから少し否定しにくかった。
いやでも、レイは確かにイケメンだけど…それ以上に変人なんだよね…
「あんなにスタイルも顔もいい人初めてみたわ…そういえば、聞いてなかったけど仕事はやっぱモデルとかなの?」
う……
百合子先輩の素朴な疑問が私の胸をさす。
「さぁ…分かんないです」
私がそういうと、百合子先輩はケタケタと笑いだした。
「なんで隠すのよ~水くさいわね~教えてよ!あぁ!もしかして人気モデルだから、あんまりそういうこといっちゃいけないとか?」
グサッ……
「ほ、本当に知らないんです……っ!」
少しむきになって答えると、百合子先輩はとても驚いた顔をした。
「知らないって…あれ、同棲してるんじゃないの?」
グサッグサッ……
「してます…けど…」