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この前、人を拾いました
第15章 ②―4 根拠のない意気込みでした
「みきちゃん、幸せ?」
え……?
そ…そりゃあ…
「幸せです。」
理由は分からないけど、直感的にそう答えた。
「ほんとかなぁ?」
じぃっと正人さんが顔を近付けてくる。
「本当ですよ…。」
その答えを聞いて、うーーん、と正人さんは腕を組んだ。
「そんなに何も知らないのに?
第一、ずっと前の飲み会だって、あいつ乱入してきたと思ったら、他の女に囲まれてヘラヘラしてたじゃないか。」
私の弱点を見つけたかのように、正人さんがベラベラと話始めた。
「あれは……」
確かに、ムカついた…。
だけど、レイはその後私の事好きって…。