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第15章 ②―４　根拠のない意気込みでした

「ほら、またそうやってまた黙っちゃうじゃないか。

本当によくわからないなぁ。

みきちゃんはあいつの何がよくて、そして何を根拠にそんな信じてるんだ…？」




捲し立てるようにいう正人さんの言葉一つ一つが胸に刺さる。




「何をって……」



確かに……


私は一体、レイの何を信じてるんだろう。



あれ？

あれあれ？？


なんかレイと私って

もしかしてすごくもろい関係……？




「はぁ………だから、そんな得体の知れないやつとは別れた方がいいと思うんだよね。
話をきいている限りじゃあただルックスのいい女好きじゃないか。」


「違います！！」




「だからどう違うんだ！」




私の大声に負けずに正人さんも反発する。



だめだ

堂々巡りだ……