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この前、人を拾いました
第16章 ②―5 神様、私なんかしましたか
「ばかみたい」
一人で暗い道の中つぶやいた。
こんな状況虚しくないくらい、もっと呑めばよかった。
空をみると、
星が光っているわけでもない。
それどころか
ポツ……
雨……?
最悪。
神様、私、なんかしましたか……
みるみるうちに振りだす雨にもう私は無駄に走ったりすることはしなかった。
あとちょっとだし…
もういいや。
雨に強く打たれながら、
私は頬に暖かい雨が流れるのを感じた。
「うっ……ん……うっ…」
あ、違う。
これ、私の涙だ…。
「レイ……うっ……レイ…」
周りに人がいないのと、雨なのをいいことに、涙が止まらない。
こんなに心細いのは初めてだった。
しきりにレイの名を呼ぶ。
少女漫画じゃないんだから、呼んだって別に来てくれるはずもないのに…
その瞬間だった。
私は勢いよく誰かに腕を掴まれると、
途端に息が出来ないほど抱き締められた。
一人で暗い道の中つぶやいた。
こんな状況虚しくないくらい、もっと呑めばよかった。
空をみると、
星が光っているわけでもない。
それどころか
ポツ……
雨……?
最悪。
神様、私、なんかしましたか……
みるみるうちに振りだす雨にもう私は無駄に走ったりすることはしなかった。
あとちょっとだし…
もういいや。
雨に強く打たれながら、
私は頬に暖かい雨が流れるのを感じた。
「うっ……ん……うっ…」
あ、違う。
これ、私の涙だ…。
「レイ……うっ……レイ…」
周りに人がいないのと、雨なのをいいことに、涙が止まらない。
こんなに心細いのは初めてだった。
しきりにレイの名を呼ぶ。
少女漫画じゃないんだから、呼んだって別に来てくれるはずもないのに…
その瞬間だった。
私は勢いよく誰かに腕を掴まれると、
途端に息が出来ないほど抱き締められた。