この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
この前、人を拾いました
第16章 ②―5 神様、私なんかしましたか
「ばかみたい」




一人で暗い道の中つぶやいた。



こんな状況虚しくないくらい、もっと呑めばよかった。



空をみると、


星が光っているわけでもない。


それどころか



ポツ……



雨……?

最悪。




神様、私、なんかしましたか……




みるみるうちに振りだす雨にもう私は無駄に走ったりすることはしなかった。



あとちょっとだし…

もういいや。



雨に強く打たれながら、


私は頬に暖かい雨が流れるのを感じた。




「うっ……ん……うっ…」



あ、違う。



これ、私の涙だ…。





「レイ……うっ……レイ…」



周りに人がいないのと、雨なのをいいことに、涙が止まらない。



こんなに心細いのは初めてだった。




しきりにレイの名を呼ぶ。




少女漫画じゃないんだから、呼んだって別に来てくれるはずもないのに…





その瞬間だった。


私は勢いよく誰かに腕を掴まれると、

途端に息が出来ないほど抱き締められた。





/752ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ