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Beloved
第4章 甘美な魅力

「どうしたの?顔色が悪い。」

キースは沙羅の顔を覗き込む。

「いいえ‥なんでもないの…」

キースはサラのことになるとむちゃをする。

沙羅はキースに心配をかけたくなかった。

「僕が口づけをするまであなたはいつも
僕を想いだしてはくれないんだ…サラ。」

キースは悲しそうに微笑み抱きしめた。


「私も‥私もヴァンパイアになりたい…

そうすればキース…あなたを独りになんてさせないのに…」

「だめだよ‥サラをヴァンパイアになんかできない。
サラが人間だからこそ、僕達はこうして
永遠に巡り会い続けるんだ。

僕なら心配いらない。

あなたに会えたら、傷跡なんて跡形もない。」


そうすると2人はもつれるように抱き合った。
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