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Beloved
第4章 甘美な魅力
「ねぇ…キース‥」
沙羅はベットから体を起こし
そっとキースに身を寄せる。
「どうした?
はやく僕に抱かれたいの?」
キースは沙羅をぎゅっと包みこんだ。
「遅いじゃない。ばか‥
確か前の時代では私が赤ちゃんの頃から
見つけだしてくれたじゃない。
なのにこの日本の時代では
15歳になるまで私を見つけだせなかったのね。
どこかの女の血でも吸ってた?」
沙羅は頬を膨らませておどけて見せる。
「すまない。沙羅‥
もっと早くに見つけだして
抱きしめたかったのに。
僕が時をさまよっている時に
なにかに魔力を奪われたみたいなんだ…
すべて奪われたわけじゃないから
なんとか学園にもぐりこめたんだ。
サラの変わらない香りに引き寄せられた」
キースは沙羅の髪にキスをおとす。
ドクンッ
さらの心臓を冷たい風が流れる。
魔力を奪ったその“なにか”を
沙羅は知っている。
沙羅はベットから体を起こし
そっとキースに身を寄せる。
「どうした?
はやく僕に抱かれたいの?」
キースは沙羅をぎゅっと包みこんだ。
「遅いじゃない。ばか‥
確か前の時代では私が赤ちゃんの頃から
見つけだしてくれたじゃない。
なのにこの日本の時代では
15歳になるまで私を見つけだせなかったのね。
どこかの女の血でも吸ってた?」
沙羅は頬を膨らませておどけて見せる。
「すまない。沙羅‥
もっと早くに見つけだして
抱きしめたかったのに。
僕が時をさまよっている時に
なにかに魔力を奪われたみたいなんだ…
すべて奪われたわけじゃないから
なんとか学園にもぐりこめたんだ。
サラの変わらない香りに引き寄せられた」
キースは沙羅の髪にキスをおとす。
ドクンッ
さらの心臓を冷たい風が流れる。
魔力を奪ったその“なにか”を
沙羅は知っている。