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Beloved
第5章 ロゼリア王国
小鳥のさえずりと共に温かい日差しが降り注ぐ街、ロゼリア。
中世ヨーロッパの国のなかでも
小さく、そして富に溢れる国。
ローズアリー・サラはその国の王女様だった。
白いレースのカーテンがなびくお城の最上階の部屋からサラは顔をだした。
「んー、風が気持ちいいわ。
今日はお庭のお手入れの日ね。」
サラは静かに瞳をとじて、風を感じる。
「サラ王女!サラ王女!」
城の者達の慌ただしい声にサラは静かに瞳をひらく。
「サラ王女、扉をお開けください」
サラを小さい頃から面倒みてくれているニックの声にサラは扉にかけよる。
「どうしたの? 今日はやけに騒がしいのね。」
サラが扉を開けた瞬間勢いよく抱きついてきた。
「サラ王女‥!ああ良かった!ぼくが先のようだ」
サラは自分よりもはるかに身長の高い
肩幅の広くなった男らしいニックに戸惑った。
「ニ…ニック! 離して、恥ずかしいわ」
逃れようとニックの胸を押しこむ。
サラから少し体を離したニックは
優しく微笑むと、サラの手の甲にキスをおとす。
「サラ様の17歳のお誕生日‥おめでとうございます。」
中世ヨーロッパの国のなかでも
小さく、そして富に溢れる国。
ローズアリー・サラはその国の王女様だった。
白いレースのカーテンがなびくお城の最上階の部屋からサラは顔をだした。
「んー、風が気持ちいいわ。
今日はお庭のお手入れの日ね。」
サラは静かに瞳をとじて、風を感じる。
「サラ王女!サラ王女!」
城の者達の慌ただしい声にサラは静かに瞳をひらく。
「サラ王女、扉をお開けください」
サラを小さい頃から面倒みてくれているニックの声にサラは扉にかけよる。
「どうしたの? 今日はやけに騒がしいのね。」
サラが扉を開けた瞬間勢いよく抱きついてきた。
「サラ王女‥!ああ良かった!ぼくが先のようだ」
サラは自分よりもはるかに身長の高い
肩幅の広くなった男らしいニックに戸惑った。
「ニ…ニック! 離して、恥ずかしいわ」
逃れようとニックの胸を押しこむ。
サラから少し体を離したニックは
優しく微笑むと、サラの手の甲にキスをおとす。
「サラ様の17歳のお誕生日‥おめでとうございます。」