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飴色トライアングル【完結】
第10章 私に愛のあるセックスを教えて
俺の欲を吸い上げるように勢いよく絡みつく腟内…吐き出した後もなおも収縮を続ける美緒の腟内が気持ち良すぎて身震いする。
暫く余韻を味わって自身を引き抜いた。
ハァハァ─
疲れきって身体を動かすのも辛いほどだった。
それもそのはず、時計を見るともう夜明けが近かった。
時間が経つのさえ感じないほど夢中になってたってことか…!
それは美緒も同じ!
放心の美緒は小さな痙攣を繰り返す身体をコントロール出来るわけもなく弾む息を吐き出すだけだった。
「美緒、大丈夫?」─ハァァ、ハァァ…
身体を投げ出しぐったりする美緒の首筋には汗が滲み髪が貼り付いている。
「疲れた?」──コクン
だよな!
ごめんな美緒が可愛い過ぎて手加減出来なくなった。
「俺、夢中になっちゃって」
「美緒とこんな事した自分が信じられないよ」
「ヒデ?」ん?なに?
「……ごめんね、ムリ言って」
美緒は、か細い声で俺に声を掛ける。
「バカっ、なに言ってんだよ…」
〝勘違いするな!〟
嫌って事じゃないから!─
「ヒ、デ」
美緒が俺に手を延ばす。
どした?
俺は美緒の手を取って抱き寄せた
「─あ、りがとぅ」
ありがとうなんて言うなよ。
それなら俺の方こそお礼言わなきゃ
美緒が勇気を出して言ってくれたから…
じゃなきゃ、そのまま美緒を帰すとこだった。
「…俺…美緒とこうなって、嬉しかったよ」
「…ウッ…」ウンウン
美緒は溢れる涙を隠すように俺にしがみつく。
泣くな美緒!
多少強引に美緒の顔を上げさせ顔を覗き込んだ。
「美緒笑って…な?あんまり泣くと、目が腫れてブサイクになるぞ」クスッ…