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飴色トライアングル【完結】
第11章 歩きだした美緒─ 応援してやらなきゃ。
◇◇◇
今日を最後に…
美緒と関わるのは終わりだ。
由美は今日から美緒と暮らしたマンションを出て
俺の部屋で生活をする事になった。
「英昭さん、これで終わりだから」
「─分かった」
バンッ。
最後の荷物を車に積み込んだ。
後は部屋を掃除して出発するだけだな。
「じゃ、掃除するか」
「あ、英昭さん─掃除はお姉ちゃんがするからいいって…」
でもさ、手伝ってくれたのに掃除くらいしなきゃ
「後は私がやるから大丈夫…早く運ばなきゃ遅くなっちゃうよ」
「ごめんね、お姉ちゃん助かる」うん!
由美…美緒に甘え過ぎじゃない?
美緒だって…最後まで優しいお姉ちゃんに徹しなくてもいいんだよ。
由美はもう行く気満々
「お姉ちゃん…ありがとう!じゃあね」
「うん、身体に気をつけてね」
美緒─もしかして
俺がここにいるのが辛い?
そう思ったらそれ以上言えなくなった。
自分で決めたのに2人を眺めてると複雑な心境になる。
もう俺がここに来ることもないし美緒にも滅多に逢えなくなるんだな。
でも、これで良かったんだ。
(由美、一緒に暮らそうか?)
(─え?いいの?)
子供が出来たならケジメを付けなきゃ。
俺達にとってこれが最善の方法だと思ったから俺から由美に提案した。
「2人とも、ほらっもう行ったら?」
「そうだね、まだ終わってなかった。じゃ英昭さん行こ」
手伝ってくれた美緒もここまで…後は2人でこの荷物を俺の部屋に運ばなきゃいけない!
姉妹でのんびり会話も出来なくて悪いけど、いつまでも俺がここに居ない方がいいのかも。
もう─行こう!
由美を車に乗せドアを閉めた。
でも…
今日を最後に…
美緒と関わるのは終わりだ。
由美は今日から美緒と暮らしたマンションを出て
俺の部屋で生活をする事になった。
「英昭さん、これで終わりだから」
「─分かった」
バンッ。
最後の荷物を車に積み込んだ。
後は部屋を掃除して出発するだけだな。
「じゃ、掃除するか」
「あ、英昭さん─掃除はお姉ちゃんがするからいいって…」
でもさ、手伝ってくれたのに掃除くらいしなきゃ
「後は私がやるから大丈夫…早く運ばなきゃ遅くなっちゃうよ」
「ごめんね、お姉ちゃん助かる」うん!
由美…美緒に甘え過ぎじゃない?
美緒だって…最後まで優しいお姉ちゃんに徹しなくてもいいんだよ。
由美はもう行く気満々
「お姉ちゃん…ありがとう!じゃあね」
「うん、身体に気をつけてね」
美緒─もしかして
俺がここにいるのが辛い?
そう思ったらそれ以上言えなくなった。
自分で決めたのに2人を眺めてると複雑な心境になる。
もう俺がここに来ることもないし美緒にも滅多に逢えなくなるんだな。
でも、これで良かったんだ。
(由美、一緒に暮らそうか?)
(─え?いいの?)
子供が出来たならケジメを付けなきゃ。
俺達にとってこれが最善の方法だと思ったから俺から由美に提案した。
「2人とも、ほらっもう行ったら?」
「そうだね、まだ終わってなかった。じゃ英昭さん行こ」
手伝ってくれた美緒もここまで…後は2人でこの荷物を俺の部屋に運ばなきゃいけない!
姉妹でのんびり会話も出来なくて悪いけど、いつまでも俺がここに居ない方がいいのかも。
もう─行こう!
由美を車に乗せドアを閉めた。
でも…