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飴色トライアングル【完結】
第14章 青春プレイバック

そんな雰囲気になるかどうかも分からないのに…
ねぇヒデ?

「……クスッ」
ヒデがニヤリと笑うから急に恥ずかしくなってきた。

もしかして
今夜ヒデと…そうなっちゃうって事?
「……ぁ、ぇっ、と」

自分の顔が火照ってくるのが分かる。
良かった日が沈んだ後で─辺りは薄暗いからヒデにはきっと分からないと思うけど

「美緒どした?─ほらっ帰るぞ」
「…う、うん…」

ヒデに手を引かれ歩きだした。

さっきまで普通に喋ってたのに
なんだか気まずくて今度は何を話せばいいのかわからなくってきた。


ヒデも何で黙ってるの?
なにか喋ってよ。
この沈黙はちょっと辛い─
どうしよ、なにか話さなきゃ…えっと、

「美緒、鍵は?」へ、鍵?

あ!鍵ね
あれこれ考えてるうちにもう家の前だった。

バッグから鍵を取り出し…鍵穴に刺そうしたのに
チャリン、あっ!手が滑って落ちちゃった。

すぐに拾おうとしたけどヒデの方が早かった。
先に拾って玄関まで開けてくれた─

「入って」あ、はぃ。

これじゃヒデのお家みたいだね。

どうもヒデのペースに呑まれてる。

「美緒、なに突っ立ってんの?」
え、あ、えっと私は何をすればいいんだっけ?


「はぁ~なんか腹減ったな」ん?
あ、そう夕食だ。
支度しなきゃ、でもその前に

「今日はバーベキューにするつもりだったんだけど、それでいいかな?」

「バーベキュー?いいね、よしじゃ準備しよう」
良かった。
しかもヒデが手伝ってくれるみたい。

荷物を運んで、コンロの墨に火を入れて…

ヒデの手際がよくてビックリする。
やったことあるのかな?

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