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飴色トライアングル【完結】
第1章 なんで今頃私の前に現れるの?
PM7:30
カチッ、カチッ、カタカタカタ─
「美緒先輩!まだ帰らないんですか?私、先に帰りますけど~」
ん、もう?
後輩の千秋から声を掛けられチラッと時計に眼を向けた…
ガタン
「…ん?やだっこんな時間?─」
急がなきゃ
今日は約束があるのに!
仕事は途中だけど今日はここまで。
「待って~千秋、私も帰るから」
千秋を呼び止め急いで帰り支度を始めた。
えっとデータを保存して…パソコンの電源を切って
「先輩~!行きますよ~」
よし!OK帰ろ。
バッグを手にしてすぐに千秋を追い掛けた。
「先輩…出掛けるんですか?珍しいですね」
「たまにはね」
確かに─珍しいかも
大勢で飲みに行ったりってのはちょっと苦手だし。
誘われてもいつも適当に断ってるから
「あ~!?もしかして先輩」
なによ!
千秋がニヤリと笑ってる。
「デートだったりして?」キャハ
まさか…違うったら!
「だといいけど…!今日はね、妹が珍しく食事をご馳走してくれるんだって」
「妹さんって、由美ちゃん…でしたっけ?」
「そうそう」
由美は私の3つ下の妹で…
この春地元の大学を卒業し、都内のIT関連の会社に就職したばかり。
今は姉妹2人で同居生活を送ってる。
「なんだ~デートじゃないのか~つまんないの」
「つまらないってなによ…」
それは私だって…
出来るものならしたいよ!
デート!
「どこかにイイ人いないかな?ねぇ千秋…誰か紹介してくれない?」
半分冗談で千秋にお願いしてみたんだけど。
「はあぁ~?」
あ!─マズイ。
余計な事言っちゃった。
カチッ、カチッ、カタカタカタ─
「美緒先輩!まだ帰らないんですか?私、先に帰りますけど~」
ん、もう?
後輩の千秋から声を掛けられチラッと時計に眼を向けた…
ガタン
「…ん?やだっこんな時間?─」
急がなきゃ
今日は約束があるのに!
仕事は途中だけど今日はここまで。
「待って~千秋、私も帰るから」
千秋を呼び止め急いで帰り支度を始めた。
えっとデータを保存して…パソコンの電源を切って
「先輩~!行きますよ~」
よし!OK帰ろ。
バッグを手にしてすぐに千秋を追い掛けた。
「先輩…出掛けるんですか?珍しいですね」
「たまにはね」
確かに─珍しいかも
大勢で飲みに行ったりってのはちょっと苦手だし。
誘われてもいつも適当に断ってるから
「あ~!?もしかして先輩」
なによ!
千秋がニヤリと笑ってる。
「デートだったりして?」キャハ
まさか…違うったら!
「だといいけど…!今日はね、妹が珍しく食事をご馳走してくれるんだって」
「妹さんって、由美ちゃん…でしたっけ?」
「そうそう」
由美は私の3つ下の妹で…
この春地元の大学を卒業し、都内のIT関連の会社に就職したばかり。
今は姉妹2人で同居生活を送ってる。
「なんだ~デートじゃないのか~つまんないの」
「つまらないってなによ…」
それは私だって…
出来るものならしたいよ!
デート!
「どこかにイイ人いないかな?ねぇ千秋…誰か紹介してくれない?」
半分冗談で千秋にお願いしてみたんだけど。
「はあぁ~?」
あ!─マズイ。
余計な事言っちゃった。