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飴色トライアングル【完結】
第14章 青春プレイバック
長く続く濃厚なキスに胸への愛撫
直接の刺激はないけど、繰り返される微弱な刺激に身体の芯が疼いてくる。
暫く我慢したけど、下半身がウズウズしてじっとしていられなくなった。
両足の間にあるヒデの足に下半身を擦り付けていた
モゾモゾ
長い間触れていたヒデの唇が私から離れていく…
うっすら眼を開けるとヒデが私を見つめていた。
「美緒、俺が欲しくなった?」
ぇ、そんな事─聞かないでよ。
「ハァ~俺は─」
?─な、に?
〝─美緒が欲しい!〟
ヒデ…
私だって
ヒデの眼が、吸い込まれそうなほど優しくて─
私は無言のまま頷いていた。
Tシャツを脱がされ
下着姿の私にヒデが被さってきた。
私の肩にあるブラジャーの紐に指を掛けるヒデ
「あ、ヒデ…待って」
咄嗟にヒデを押さえた。
「なに?─やっぱりイヤ?」
ブンブン、違う。そうじゃなくて
このままじゃ…ね?
お願い。
◆◇◆
これは美緒にはハードルが高い?
〝ヒデ、お願い…消して〟
部屋が明るすぎて抵抗があるらしい!
俺はこのままでもいいけど…
美緒にはムリそうだ。
いいよ、枕元には小さなスタンドがあるし
暗くても眼はすぐ慣れる。
パチッ
部屋の明かりを消して美緒の隣に寝そべった。
今、部屋の灯りは小さなスタンドだけ…
かなり暗くなったのに
─まだ恥ずかしいの?
美緒は手で目元を覆ってる。
「消したよ?」
「わ、かってるけど─」
クスッ─ほら、手を退けて
それじゃ可愛い顔が見えないだろ?
指を絡めて手を退けると、スタンドの淡い光りが揺れながら美緒を照らしていた…