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飴色トライアングル【完結】
第14章 青春プレイバック
こうやって必死に声を抑えようとするところが可愛くて堪らない。
恥じらう美緒をもっと見たくなる!
「うっ、ふん…はぁ」
敏感に反応する美緒を見て─
ふと、くだらない考えが頭に浮かんだ。
俺と関係を持ったあと、やっぱり他の誰かとこんな事をしたんだろうか?
聞いてみたい気もするけど…
いやダメだ!
美緒だってもういい大人だ。
普通の大人になる為にあの時俺と関係を持ったんだから…
そんなこと聞いたら嫉妬するだけ。
美緒を抱き寄せ唇を重ねた。
「美緒、これからは俺だけだからな!他の誰にも触らせるなよ?」
「…ぇ?な、んで」
いや、何でもないけど…
デカイ独り言だから気にするな!
突然そんな事言われたってわかるわけないよな。
なのに─
「ヒデ?」ん?─
ギュッ
美緒が俺に抱きついてきた。
「──こんなことするのヒデだけだから」
「……!?」
何となく俺の考えてた事が分かったのかも
クスッ─
クスクス─クスクス
そっか、分かってくれるか!
鼻先をくっ付けて微笑む美緒
クルッ、キャッ!
身体を起こし美緒に被さった。
チュッ、クスッ─
抱き合って見つめ合って、またキスをして…
美緒の背中に手を回しそっとホックを外した。
「あっ!」クスッ…
ダメだった?
こんなにくっついてキスしてたら気分も盛り上がるし何もしないわけないだろ?
5本の指で美緒の身体を優しく撫でると…
「んっ、背中、ゃ、擽った、ぃ」
擽ったいんだって!
美緒は俺にしがみついたまま身体をくねらせる。
背中がダメなの?じゃここは?
しがみつく美緒を片手で抱いたまま片方の手で全身を撫でていく…