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飴色トライアングル【完結】
第17章 笑顔で…さようなら

今まで以上に精力的に動き回る日々

あれから1ヶ月
ヒデからの連絡はたったの1回、メールだってほとんど返ってこない。!
何度か電話しようと思ったけど、仕事の邪魔になってはいけないと我慢してきた。

ヒデも頑張ってるのに私がダラダラしてるわけにいかないね。
何より忙しく動いてると余計な事を考えずに済むからちょうどよかった!

「お帰りなさい、イルカ見れました?」
「赤ちゃんイルカがいて…可愛かった~♪」

赤ちゃんイルカ?
そうなの?私も見たいな~。
今度行こっかな…せっかく島にいるのにイルカも見たことがないなんて勿体無いよね。

やっぱりここにいる間にジェットスキーの免許を取ろうかな?
ヒデには必要ないって言われたけど、いつ戻れるかも分からないし…有意義に過ごさなきゃ。

うん。
ヒデをびっくりさせてやろう!
そう思ったら急に意欲が湧いてきた。

もう早く講習の予約をしたくてウズウズ

──//
「美緒ちゃん、ちょっと話があるんだけど…」
あ、みどりさん!
私も聞きたいことがあるの…

「ねぇみどりさん!私、ジェットスキーの免許取ろうと思うんだけど」

みどりさんならいろいろ知ってるかも…
一応予算もあるし


「ジェットスキー?…う~んそれは…無理かな~」
なんで~!頑張るから

「冬は講習やってないわよ」…ぇ、
そっか。じゃ春になってから?
仕方ない、それまで本でも読んで勉強でもするしかないか~!

「あのね美緒ちゃん」
「なんですか?」
そういえば私に話があるって…

「あのね」フフフ…
なに?急にみどりさんが笑いだした。

そこにヒロシさんまでやって来て…

なに?…いい話?

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