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飴色トライアングル【完結】
第17章 笑顔で…さようなら
──//
「それで大智さんと?」
千秋に聞かれ今までの経緯を話していた。

「私を見てるとハラハラするんだって」
「それは私も思います」グッ…

「進藤さんも、心配でしょうがないんじゃないですか?」
「……」
心配なんてしないよ。

ハラハラするって隙があるって事でしょ?
バカだからすぐ人を信用して…
でも最後は飽きられちゃうんだ。

私って重いのかな?
忙しいのに毎日電話させて、呑気にお喋りなんて疲れるよね。
1人で舞い上がったから引いたのかも
「……」

「先輩?…何かあったんですか?」
ハッ!─
気づくと千秋が私の顔を覗き込んでいた。

な、なんでもないよ。
ごめん!考え事してただけ

「千秋、ちょっと呑もうか?」
「─いいんですか?…」うん。
「じゃ呑んじゃいます?ウフフ、あ、でも進藤さん待ってますよね?早く帰らないとマズくないですか?」

「あ、うん。大丈夫」
なんて、嘘までついちゃって…
この後の予定もないし飲みたい気分なんだ!

恋愛の話題になるときっとヒデの事を聞かれる
恋バナを避けて話してたのに
「あ!先輩、報告があります私…来年結婚します♪」

え!そうなの?
「そっか、それはおめでとう」
「先輩は?進藤さんと、考えてます?結婚」
──結婚なんて
夢のまた夢

もう恋なんてしない
辛い想いをするだけだから1人でいいよ。
千秋にはそんな事言えないけど

「まだ全然─」
「そっか、まだ帰ってきたばかりですもんね」

「でも、プロポーズされたりして♪」
フフッ
「……アハハ」
もう笑って誤魔化すしかなかった。

いいよそういう話は…
自分が惨めになるから、もう終わりにしよ?

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