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飴色トライアングル【完結】
第20章 番外編
──***
ハァハァ、ハァハァ
ドサッ
白濁入りのゴムを外しベッドに倒れ込んだ。
美緒は意識を飛ばしぐったり
さすがに3回はキツかったか?
隣で美緒の姿をぼんやり眺めていた。
生々しい痕跡!
汗で髪は張り付き湿った身体が照明の灯りで輝いてる。
美しい裸体に軟らかだった俺の分身がまた反応を始めるが…さすがに美緒は無理そうだ。
気を逸らそうと美緒にブランケットをかぶせた。
「美緒、大丈夫か?」
「……」クスッ─大丈夫、わなけないな!
自分でも信じられないくらい欲情して…
〝─ごめんな!〟
隣で小さく呟いた。
フッ、
返事するわけないか、眠ってるんだから
「…ヒ、デ」え?
美緒が眼を覚ました。
「ごめん、起こしちゃったな、大丈夫か?」
「…だ、いじょうぶ」
ごめん!
「俺のこと嫌になってない?これに懲りて自家に帰るとか言うなよ」
「クスッ、そんなことは言わないよ」
良かった!
美緒を向き合うように抱き寄せた。
「みおっ?…」
「─な、に?」
「好きだよ」
「─ウン、知ってる」
「私もヒデが大好き…でも、」
でも?
でもってなに?
真剣な顔でニコリともしない美緒に緊張する。
「でも、なに?」
「大事に扱ってくれないと私、壊れちゃうから」
「え?あ、うん」
そうだな大事にしなきゃ
「ごめん。気を付けるよ」
〝約束は出来ないけど…〟
「ぇ、なに?」
俺の小さな呟きに美緒が反応した。
「いや、何でもない…あ!、やべ~、外、明るくなってきたよ」
「え、あっホント!、ヒデ仕事でしょ?」
夢中になって気づかなかったけどカーテンからうっすらと陽の光が差し込んでいた。