この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
飴色トライアングル【完結】
第8章 俺─ずっと後悔してたんだ

「美緒、乗って」コクン
ここでヒデとはサヨナラ
タクシーに乗ったら御礼を言わなきゃ。

!?…乗り込もうとすると、ん?
ヒデのジャケットが置いてある!


忘れてる?
ジャケットを取ろうとすると
「美緒…シートが濡れるからそこに座って」

え、でも…
「いいから」
そっか、ヒデの気遣い?
すぶ濡れじゃ乗車拒否されても仕方ないから…

ジャケットを敷く事でスムーズに私が帰れるように交渉してくれたんだね。


「美緒!乗って」コクン

!?、ヒデも一緒に?
隣に乗り込んで不安げな私を抱き寄せてくれた。

いいの?
こんな事して…

今の私に、そんな事したら

甘えたくなっちゃう。


ヒデは昔から優しい人だから、相手が誰でも同じ事をするはず…
私だけが特別じゃないんだから…
ダメよ勘違いしちゃ!

そう無理やり自分に言い聞かせる。

それは
決してヒデの言葉を鵜呑みしてはいけないという
一種の…傷を広げないための防御反応だった。


今、私とヒデを乗せたタクシーは見知らぬ町を走っている。

どこに行くの?


20分位だろうか、大きなマンションの前でタクシーが止まった。

ここは?

「俺のマンションなんだ」
「……」ヒデの?

「ごめん黙ってて、でもこのままじゃ帰れないだろ?」

確かに…雨で全身ずぶ濡れ
このまま帰ったら由美が心配する。

せめて洋服だけでも乾かしたい

戸惑いながらヒデの後についていった!


──//
「待ってて、すぐタオル持ってくるから」
コクン

ここがヒデの…
初めてくるヒデの部屋はやっぱり綺麗に片付いていて男の独り暮らしじゃないみたいだった。


/313ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ