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飴色トライアングル【完結】
第9章 まるで迷路…抜け出せなくて
◇◇◇
シャーシャー
ん!?─眩し!
カーテンを勢いよく開けられ眩しい日差しに顔を背けた。
「ちょっとお姉ちゃん、いつまで寝てるの?ほら起きて」
ん─あ、ぅん!
「はぁ~、もうっ!」
休日のお昼過ぎ
いつまでも起きてこない姉に業を煮やしたのか、妹が部屋を覗きに来た。
カーテンを開け乱雑な部屋の様子に大きなため息を吐いてる。
「お姉ちゃん!忙しいのは分かるけど部屋片付けなよ」
「ぅ、うん」
部屋の惨状を見て溜め息つかれても仕方ない!
由美と顔を合わせるのが辛くて帰るのを遅らせたり部屋に引きこもる生活が続いてたから。
分かってはいるけど何もする気になれないの。
ベッドに入っても眠れないしいつも眠りにつくのは日が昇る頃
「ほら、お姉ちゃん!」─うん。
確かにこんなんじゃダメだね
自分でヒデから離れるって決めたんだからこれからは新しい自分にならなくちゃ。
「今日は片付けるよ」
──//
気合いを入れて怠い身体を起こし立ち上がった。
どこから片付けよう。
まずは脱ぎ捨てた洋服、クローゼットに入れようと扉を開けると…
あ~!今頃気がついた。
仕事ばかりの生活でスーツばかり─
引っ越して来た時の段ボールもそのままだった!
これからはオシャレして外に出よう!
きっと気分も変わるはず。
段ボールを開け洋服の整理を始めた。
ん?
これって!
段ボールの奥に膨らんだ封筒があった。
バサッ
──あ、写真!
懐かしい写真に思わず手が止まった…
こんなとこにあったの?
封筒には学生時代の写真がたくさん入っていた。
あとで整理しようとして忘れてたんだ!
シャーシャー
ん!?─眩し!
カーテンを勢いよく開けられ眩しい日差しに顔を背けた。
「ちょっとお姉ちゃん、いつまで寝てるの?ほら起きて」
ん─あ、ぅん!
「はぁ~、もうっ!」
休日のお昼過ぎ
いつまでも起きてこない姉に業を煮やしたのか、妹が部屋を覗きに来た。
カーテンを開け乱雑な部屋の様子に大きなため息を吐いてる。
「お姉ちゃん!忙しいのは分かるけど部屋片付けなよ」
「ぅ、うん」
部屋の惨状を見て溜め息つかれても仕方ない!
由美と顔を合わせるのが辛くて帰るのを遅らせたり部屋に引きこもる生活が続いてたから。
分かってはいるけど何もする気になれないの。
ベッドに入っても眠れないしいつも眠りにつくのは日が昇る頃
「ほら、お姉ちゃん!」─うん。
確かにこんなんじゃダメだね
自分でヒデから離れるって決めたんだからこれからは新しい自分にならなくちゃ。
「今日は片付けるよ」
──//
気合いを入れて怠い身体を起こし立ち上がった。
どこから片付けよう。
まずは脱ぎ捨てた洋服、クローゼットに入れようと扉を開けると…
あ~!今頃気がついた。
仕事ばかりの生活でスーツばかり─
引っ越して来た時の段ボールもそのままだった!
これからはオシャレして外に出よう!
きっと気分も変わるはず。
段ボールを開け洋服の整理を始めた。
ん?
これって!
段ボールの奥に膨らんだ封筒があった。
バサッ
──あ、写真!
懐かしい写真に思わず手が止まった…
こんなとこにあったの?
封筒には学生時代の写真がたくさん入っていた。
あとで整理しようとして忘れてたんだ!