この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
飴色トライアングル【完結】
第9章 まるで迷路…抜け出せなくて

懐かしい写真に眼が離せなくなった。

この頃が私にとって1番楽しかった時だった…

学生時代の事が次々に頭に浮かんで友達と撮ったスナップ写真に…思わず笑みがこぼれる。

全然連絡も取ってないけどみんな元気かな?

むき出しの写真を1枚ずつめくっていると

あ!─
高校のバスケ部のみんなで撮った集合写真

それと…

ヒデと撮った2ショット。
写真を見た途端…胸がドキンと跳ね上がった!

これは…
試合の後に撮ったんだっけ?
ユニフォーム姿のヒデ。
顔を寄せ合ってポーズなんて取ってる…

この時はまだ部長とマネージャーの関係で、ファンクラブの人に隠れて撮ってもらったんだった。

ヒデはやっぱりカッコいいね。
ファンクラブが出来るのが頷ける。

懐かしいユニフォーム姿にやっぱり切なくなる!

この写真を撮った後は、憧れの英昭先輩と付き合う事になるなんて思いもしなかったけど。
胸に熱いものが込み上げ涙が溢れそう!

グスッ…
考えないようにしてるのに─
ヒデの腕の温もり
唇の感触が昨日の事のように蘇る。

グスッ…アハハ、もう─すぐ泣くんだから。
泣き虫だな私

ダメダメ。美緒しっかりしろ。


ヒデの写真は由美に見つかる前に処分しなきゃ。

携帯に保存してる写真やメールも…
いつまでも持ってるからいけないんだよ。

写真を握りしめ溢れる涙を指で拭っていると…
コンコン
「お姉ちゃん、開けるよ」

ガチャ─
「え、あ、由美、ちょっと」バサッ──あっ!


由美がいきなり入って来るから…
持ってた写真が手から滑って散らばった。

「クスッ…何やってるの、お姉ちゃん」

/313ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ