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愛されたいから…
第10章 イルマのお泊まり
たったそれだけの事でアタフタとしてしまう俺は

『今度の原稿でちょっと行き詰まってるんですよ。』

と少し拗ねたように南郷さんに言ってしまう。南郷さんがメガネを外してから

『また、人の表情とか表現的な部分か?』

と俺の事はお見通しで聞いて来る。俺は

『だって…、俺にはそういう経験が全くありませんから…。』

と完全にいじけていた。クスッと南郷さんが笑って

『俺とじゃ経験にならないか?』

と言って俺の耳をゆっくりと舐めて来る。俺の耳が痛いほどに熱くなって

熱いよ…、南郷さんが触れたら、俺はそこが熱くなるんだよ…

となる俺は必死になって

『じゃあ、南郷さんがもっとして欲しいってエロい顔を俺に見せてくれますか?』

と南郷さんに聞いてみる。南郷さんは舌先で自分の唇を舐めてから

『それって、いつもお前が俺に見せてる顔だろ?』

とニヤニヤとして俺に意地悪く言っていた。

やっぱり俺は南郷さんに愛撫されながらそういう顔を毎回しているんだと確信すると俺はますます恥ずかしさから顔が熱くなって来る。

真っ赤になる俺の顔を指先で弄ぶように撫でながら南郷さんは意地悪な顔で俺を見ているだけだった。

本当にこの人、意地悪でタチが悪い!南郷さんが見ても俺が見ないと意味がないんだよ!

そう叫びたい俺のシャツの中に南郷さんの手がスルリと入って来て、俺の身体をまさぐりながらキスをして来ていた。

『んん…、んふ…。』

俺はそうなるとすぐに南郷さんに感じ始めちゃう、だけど南郷さんのその表情は俺が見たい顔じゃない。どちらかと言うなら、南郷さんは主人公を感じさせている時のデザイナーの顔だ。鋭い目で俺が感じる場所を探している目…。

キスが離れたから俺は南郷さんに

『だから、俺に南郷さんが見せてくれないと意味がないんだよ。』

と言って俺は南郷さんの愛撫に抵抗するようにジタバタとしてしまう。南郷さんはまだ俺の身体をやらしい手つきで撫でたまま

『もっとして欲しいって顔をか?』

と聞いて来る。

『後は、快感に溺れて溶けた顔とか、オーガニズムでイク時の顔とか…、とにかく、人が性的に感じてる時の表情を俺が知りたいんだよ。』

と俺は言ってみた。南郷さんは俺の身体から手を離し

『そのネーム…、今持ってるか?』

と少し真面目に俺に聞いて来た。
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