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愛されたいから…
第10章 イルマのお泊まり
俺はなんとなく南郷さんの手の感触が身体に残ったまま

『ありますよ。』

と持って来たカバンから藤森先生のネームを出して南郷さんに見せていた。ざっと藤森先生のネームを読んだ南郷さんが

『なるほどねぇ…。』

とまたしても意地の悪い顔に変わっていた。

もしかして、俺はやばい事を南郷さんに頼んだのかもしれない!?

そう思った俺はいきなり南郷さんに手を引っ張られて風呂場の前の脱衣場にある洗面台の前に連れて行かれていた。

南郷さんの家の洗面台は壁一面が鏡になっていて、まさか!?と思った俺に

『イルマは鏡だけ見てろ。』

と言った南郷さんが洗面台の棚からローションを出し俺のシャツを脱がせてからそのローションを俺の身体に塗り付けて来た。

俺は主人公と同じでこの程度じゃ、溶けた顔なんかにならないと少し南郷さんに抵抗してみたけど、俺のズボンが下げられて俺が洗面台に手を付くように腰が浮かされて南郷さんのヌルヌルとした手が俺の乳首を摘みながら俺の尻の穴の周りを撫で始めていた。

ちょっと待って…、主人公は女の子で…、まんこを弄られるんだけど…、俺は男だから、尻の穴になるのか!?

そこにはこの状況にパニックの顔をした俺の顔が鏡に写っていた。

ネームとは状況が違うんですけど…

そう言いたくなった俺のアナルに南郷さんの指先がズブッと挿って来る感覚が俺の身体を突き抜けた。

『ぐぁぁ!?』

それは有り得ないくらいの辛さだった。痛いとかいうよりも自分の腹の中がいっぱいいっぱいに張って来て一ヶ月以上便秘をしたら経験出来るんじゃないかってレベルの苦痛が俺を襲って来た。

こんなの快感じゃねぇし…、俺にはこんなの無理だから止めてくれ!

俺はそう叫びたくても

『がぁぁ…!?』

としか声が出ない。鏡を見る余裕なんかない俺の乳首を背後から南郷さんの手が撫でていて俺のアナルにゆっくりと指を沈めながら南郷さんが

『とりあえず息を吐いて力を抜け、出来るだけ優しくしてやるから。』

と俺に言って来る。

無理だよ!?無理!

それしか俺の頭には出て来ない状況なのに、クニクニと南郷さんの指が俺のアナルの中で何かを探すように動き出す。
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