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愛されたいから…
第12章 イルマと南郷
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..
翌日、坂口さんが俺の家に来てくれた。坂口さんにネームを見せて俺は緊張してしまう。
こんなのダメだとか言われたらどうしようと思う俺はまた自分に自信を失くして考えてしまう。不安になる俺にしばらくじっくりと俺のネームを読んでいた坂口さんが
『平凡に悩む女子高生に、現実には存在しないだろうという爽やか青年の恋愛で読者の共感と読者の夢を見せる作品ですよね?』
と確認するように聞いて来る。俺は
『そうなればいいなとは思っています。』
と答える。坂口さんは慎重に
『率直な意見を言わせて頂いていいですか?』
と言って来る。やっぱりダメなのかと俺は早くも凹んでしまう。だけど坂口さんの意見をちゃんと聞いておかなければ次に進めない俺になってしまうから
『お願いします。』
と俺はすがるように坂口さんに言ってしまう。坂口さんは俺を見ずにずっとネームを見たままで
『僕の親戚に現役の女子高生が居るんですよ。そいつは確かに自分は平凡だと悩んでいますが、半分その平凡を居直っている感じなんですよ。』
と言ってくれる。
『居直っている?』
『そう、どうせ自分の成績は普通だし、別に可愛くないしと言っている割には制服をミニスカートにして少しでも周りから可愛く見られようとしているって感じなんです。』
『なるほど…。』
『だから、先生のキャラは…、なんていうか真面目な女子高生ってだけな感じなんです。真面目っていうだけでも充分に平凡じゃないと感じさせてしまう可能性があるって事です。』
と坂口さんは適切なアドバイスを俺にくれる。
『なら、もう少し軽いキャラに崩しますか?』
と俺が言った瞬間、坂口さんが
『余計な事を言ったならすみません、キャラの人格を変えたら作品自体が崩れませんか?』
と前の俺のキャラ崩壊を気にしてくれる。俺は
『描いてから崩壊したくないから今回はしっかりとキャラ設定をしたいんですよ。だから、坂口さんの意見はありがたいし、重要です。』
と俺はしっかりと答えていた。坂口さんは
『先生の絵は綺麗過ぎるくらい綺麗だから、平凡なキャラも平凡じゃないと感じさせてしまうんです。だから少しキャラを崩すのもありかもしれませんね。』
と言って笑ってくれていた。
翌日、坂口さんが俺の家に来てくれた。坂口さんにネームを見せて俺は緊張してしまう。
こんなのダメだとか言われたらどうしようと思う俺はまた自分に自信を失くして考えてしまう。不安になる俺にしばらくじっくりと俺のネームを読んでいた坂口さんが
『平凡に悩む女子高生に、現実には存在しないだろうという爽やか青年の恋愛で読者の共感と読者の夢を見せる作品ですよね?』
と確認するように聞いて来る。俺は
『そうなればいいなとは思っています。』
と答える。坂口さんは慎重に
『率直な意見を言わせて頂いていいですか?』
と言って来る。やっぱりダメなのかと俺は早くも凹んでしまう。だけど坂口さんの意見をちゃんと聞いておかなければ次に進めない俺になってしまうから
『お願いします。』
と俺はすがるように坂口さんに言ってしまう。坂口さんは俺を見ずにずっとネームを見たままで
『僕の親戚に現役の女子高生が居るんですよ。そいつは確かに自分は平凡だと悩んでいますが、半分その平凡を居直っている感じなんですよ。』
と言ってくれる。
『居直っている?』
『そう、どうせ自分の成績は普通だし、別に可愛くないしと言っている割には制服をミニスカートにして少しでも周りから可愛く見られようとしているって感じなんです。』
『なるほど…。』
『だから、先生のキャラは…、なんていうか真面目な女子高生ってだけな感じなんです。真面目っていうだけでも充分に平凡じゃないと感じさせてしまう可能性があるって事です。』
と坂口さんは適切なアドバイスを俺にくれる。
『なら、もう少し軽いキャラに崩しますか?』
と俺が言った瞬間、坂口さんが
『余計な事を言ったならすみません、キャラの人格を変えたら作品自体が崩れませんか?』
と前の俺のキャラ崩壊を気にしてくれる。俺は
『描いてから崩壊したくないから今回はしっかりとキャラ設定をしたいんですよ。だから、坂口さんの意見はありがたいし、重要です。』
と俺はしっかりと答えていた。坂口さんは
『先生の絵は綺麗過ぎるくらい綺麗だから、平凡なキャラも平凡じゃないと感じさせてしまうんです。だから少しキャラを崩すのもありかもしれませんね。』
と言って笑ってくれていた。