この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛されたいから…
第12章 イルマと南郷
坂口さんの意見を元に俺は女子高生をミニスカートのちょっと軽い感じの女の子に変えてキャラ図を描いて坂口さんに見せてみる。
イメージはリッちゃんだ。少し小悪魔なリッちゃん風の女子高生。描き上げたキャラ図に坂口さんが
『いい感じですね。青年の方は断然、このままでOKですから、この青年、如何にも女子高生が夢見て憧れる青年ですよ。自分の学校には絶対に存在しない先輩で主人公を羨ましいと読者に感じさせるには充分です。』
と言ってくれる。
『なら、こんな感じでネームをいじりますね?』
と俺は坂口さんに確認する。坂口さんは
『でも、今回の作品は先生にしては少し激しいですね?ガンマの影響ですか?』
と聞いて来る。確かにいつもよりも主人公が感情的で少し激しい部分がある。俺は
『俺の作品としては違和感とかありますか?』
とまたしても不安になる。坂口さんは
『いい変化だと思います。穏やかなだけの作品は続けて行くと飽きて来ますし、先生の激しさは、どこか切なくて引き込まれますから。今回のネームの変更が出来たら、次はFAXで構いませんよ。』
と言って帰って行った。確かに今回の作品は少し熱くなる部分を俺は意識して入れていた。
3話目でバイトを始めて、テスト前なのにバイト帰りに友達にカラオケにでも遊びに行こうと誘っている主人公に
「もっと自分を大事にしろ!」
と叱る先輩。先輩の言葉に反省して4話目からバイトの時間が終わると先輩に勉強を教わる主人公、ここから、ようやく2人の恋愛が始まる感じだった。
正確には主人公の片思いが始まるんだ。丁寧に勉強を教えてくれる先輩にドキドキとして、だけどなんの取り柄もない自分なんかが先輩に愛されるはずがないと悩む女子高生。
まるで俺が南郷さんに抱く気持ちが主人公とそのまま重なってしまう。俺の場合、南郷さんは本当に俺なんかでいいのかという不安…。
本当は俺だって恋人として南郷さんにちゃんと抱いて欲しい…。だけど、俺はそれを受け入れる自信がない。南郷さんのデカいものに自分が耐えられずに南郷さんをガッカリさせてしまうんじゃないかと俺は怖くなってしまう。
南郷さんの目の前で足を広げて
『挿れて…。』
なんて台詞を俺は恥ずかしくて絶対に言えないとか考えてしまう。俺はそんなダメな恋人だ。
イメージはリッちゃんだ。少し小悪魔なリッちゃん風の女子高生。描き上げたキャラ図に坂口さんが
『いい感じですね。青年の方は断然、このままでOKですから、この青年、如何にも女子高生が夢見て憧れる青年ですよ。自分の学校には絶対に存在しない先輩で主人公を羨ましいと読者に感じさせるには充分です。』
と言ってくれる。
『なら、こんな感じでネームをいじりますね?』
と俺は坂口さんに確認する。坂口さんは
『でも、今回の作品は先生にしては少し激しいですね?ガンマの影響ですか?』
と聞いて来る。確かにいつもよりも主人公が感情的で少し激しい部分がある。俺は
『俺の作品としては違和感とかありますか?』
とまたしても不安になる。坂口さんは
『いい変化だと思います。穏やかなだけの作品は続けて行くと飽きて来ますし、先生の激しさは、どこか切なくて引き込まれますから。今回のネームの変更が出来たら、次はFAXで構いませんよ。』
と言って帰って行った。確かに今回の作品は少し熱くなる部分を俺は意識して入れていた。
3話目でバイトを始めて、テスト前なのにバイト帰りに友達にカラオケにでも遊びに行こうと誘っている主人公に
「もっと自分を大事にしろ!」
と叱る先輩。先輩の言葉に反省して4話目からバイトの時間が終わると先輩に勉強を教わる主人公、ここから、ようやく2人の恋愛が始まる感じだった。
正確には主人公の片思いが始まるんだ。丁寧に勉強を教えてくれる先輩にドキドキとして、だけどなんの取り柄もない自分なんかが先輩に愛されるはずがないと悩む女子高生。
まるで俺が南郷さんに抱く気持ちが主人公とそのまま重なってしまう。俺の場合、南郷さんは本当に俺なんかでいいのかという不安…。
本当は俺だって恋人として南郷さんにちゃんと抱いて欲しい…。だけど、俺はそれを受け入れる自信がない。南郷さんのデカいものに自分が耐えられずに南郷さんをガッカリさせてしまうんじゃないかと俺は怖くなってしまう。
南郷さんの目の前で足を広げて
『挿れて…。』
なんて台詞を俺は恥ずかしくて絶対に言えないとか考えてしまう。俺はそんなダメな恋人だ。