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愛されたいから…
第13章 南郷と大地の怒り
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..
絶対に殺す!あんな奴は2度と俺のイルマには近寄らせない!仕事も辞めさせてやる。イルマならあんな下品な漫画を描かなくてもちゃんとやっていける才能がある。
これ以上、あんな奴に俺のイルマを傷つけて汚されてたまるもんか!
イルマと別れて自分の安物のアパートに帰ってから俺はずっとその事で自分の苛立ちを押さえる事が出来ないままだった。
何があったかなんか知らねぇ、だけど今ならイルマもあんな男と付き合っていた事を後悔しているし、俺のそばにだけ居ると思ってくれているんだから、俺がイルマを守ってやればいいだけだ。
俺はそう考えて、翌日の午前中にはイルマが契約しているという出版社に向かっていた。今日の俺は昼からの仕事だから、イルマの為にも今のうちにあいつと話しを付けてやる。
そう思って俺は出版社の入口の受け付けに向かって
『南郷って編集長は居ますか?』
と聞いてみる。受け付けの女は
『アポはありますか?』
とお高くとまって聞いて来る。
『如月の事で話しがあんだよ!』
と乱暴に言った俺に受け付けの女が
『南郷編集長、編集長にお客様ですけど…。』
と丁度この出版社に出勤して来た南郷に言っていた。俺は南郷に向かって
『外で少し話せるか?』
といきがるように言っていた。
そして俺と南郷は出版社の裏の小さな路地で向かい合うように立っていた。
こいつ、俺より背が高い。なんかムカつく!
そう思って南郷を睨んでいる俺に
『君、確か、如月先生の友人だよね?』
と南郷が落ち着いた声で聞いて来やがる。
イルマを泣かせといて自分は落ち着いてるとか、どういうつもりなんだよ…
そんな苛立ちが更に俺の中に増して来て
『イルマは2度とアンタに会いたくないって言っている。だから、アンタとの仕事ももうやらない。俺はそれを伝えに来ただけだ。』
と言ってやる。南郷の鋭い目が更にキツくなって
『如月先生が本当にそう言ったのか?』
と重く俺にのしかかるような声で言って来ていた。
絶対に殺す!あんな奴は2度と俺のイルマには近寄らせない!仕事も辞めさせてやる。イルマならあんな下品な漫画を描かなくてもちゃんとやっていける才能がある。
これ以上、あんな奴に俺のイルマを傷つけて汚されてたまるもんか!
イルマと別れて自分の安物のアパートに帰ってから俺はずっとその事で自分の苛立ちを押さえる事が出来ないままだった。
何があったかなんか知らねぇ、だけど今ならイルマもあんな男と付き合っていた事を後悔しているし、俺のそばにだけ居ると思ってくれているんだから、俺がイルマを守ってやればいいだけだ。
俺はそう考えて、翌日の午前中にはイルマが契約しているという出版社に向かっていた。今日の俺は昼からの仕事だから、イルマの為にも今のうちにあいつと話しを付けてやる。
そう思って俺は出版社の入口の受け付けに向かって
『南郷って編集長は居ますか?』
と聞いてみる。受け付けの女は
『アポはありますか?』
とお高くとまって聞いて来る。
『如月の事で話しがあんだよ!』
と乱暴に言った俺に受け付けの女が
『南郷編集長、編集長にお客様ですけど…。』
と丁度この出版社に出勤して来た南郷に言っていた。俺は南郷に向かって
『外で少し話せるか?』
といきがるように言っていた。
そして俺と南郷は出版社の裏の小さな路地で向かい合うように立っていた。
こいつ、俺より背が高い。なんかムカつく!
そう思って南郷を睨んでいる俺に
『君、確か、如月先生の友人だよね?』
と南郷が落ち着いた声で聞いて来やがる。
イルマを泣かせといて自分は落ち着いてるとか、どういうつもりなんだよ…
そんな苛立ちが更に俺の中に増して来て
『イルマは2度とアンタに会いたくないって言っている。だから、アンタとの仕事ももうやらない。俺はそれを伝えに来ただけだ。』
と言ってやる。南郷の鋭い目が更にキツくなって
『如月先生が本当にそう言ったのか?』
と重く俺にのしかかるような声で言って来ていた。