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愛されたいから…
第14章 イルマの初体験
だけどまだ決心がつかないようにイルマが

『龍平さん…、だけど…、あぁ…、怖いよ…。』

と言って俺にしがみついて来る。本当は待ってやるつもりだった。だが待てばまた俺はイルマを失いそうな気がして我慢が出来なくなっていた。

俺はお前だけに愛されたいんだ…

そう思う俺はイルマの全てを手に入れる事しか考える事が出来なかった。

『出来るだけ優しくしてやるから、少しだけ我慢してくれよ…。』

そう言って俺はイルマにキスをしながらイルマを抱きしめるようにして俺のペニスをゆっくりとイルマのアナルに挿入していた。

目には涙を浮かべて、歯を食いしばって静かにイルマが俺が与える痛みを我慢する。イルマの中へと俺は自分のペニスの付け根まできっちりとイルマのアナルの中へと沈めていた。

ただ出来るだけ俺は動かさずにイルマの腰を抱きイルマの乳首を舐めてやりながら、イルマのペニスをゆっくりと擦ってやる。

『くっ…、ぅぅ…。』

イルマの爪が俺の肩に食い込み、その痛みを俺は感じながらも俺の為にこの痛み以上の激痛に必死に堪えて我慢する愛し方がイルマの愛し方なのだと俺は思っていた。

控えめで繊細だからすぐにでも壊れそうになるイルマの愛、だけど俺を意地でも受け入れようとする激しく強く耐える愛がイルマのやり方だった。

俺はそんなイルマの額にキスをして

『辛いのならもう止めてもいいぞ。』

と聞いてみる。イルマは唇を震わせて

『龍平さんと…、俺は繋がっていたいんだ。』

と小さな声を振り絞るように答えて来た。ただの快感にだけに溺れようとはしないイルマが愛しくて俺はイルマにキスだけをする。

しばらくして少しだけ痛みには慣れて楽にはなったイルマだったが

『ごめんね…、龍平さんをイカせてあげれないや。』

と半泣きの顔で俺に言って来る。

『お前の中が気持ちいいから、今日は俺はこれで満足だよ。』

そう言った俺にイルマが穏やかにとても幸せそうに笑っていた。本当はまだ痛みで笑う余裕なんかないイルマが俺を愛しているんだと伝えるように俺に笑いかけていた。
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